経済産業省は2016年7月から開催していた「FinTechの課題と今後の方向性に関する検討会合」の検討結果をも踏まえて「FinTechビジョン」を2017年5月8日に公表した。
FinTech(フィンテック)に関する初めての総合的な報告・提言「FinTechビジョン」を取りまとめました(METI/経済産業省)
FinTech社会の実現に向けた3つの政策指標(KGI:Key Goal Indicator)を提案している。
また、レギュラトリー・サンドボックスの創設にも言及している
フィンテック普及へ提言 経産省検討会、政府成長戦略にも目標 :日本経済新聞
経済産業省の有識者検討会は8日、金融とIT(情報技術)が融合した「フィンテック」の普及に向けた提言を公表した。個人の振り込みや決済などの電子化割合のほか、企業間取引で決済にかかる期間の短縮といった普及拡大への取り組みを今後検討する。政府が今夏まとめる成長戦略にもフィンテックに絡む政策の目標を盛り込む。
有識者提言では具体的な目標として「キャッシュレス決済比率」を設定すべきだとした。同比率は年々伸びているものの、2割に満たない。フィンテック先進国とされる中国や韓国は5割強で米国は4割強に達する。政府は日本の比率引き上げを目標にする方向だ。
関連記事