金融ITニュース。時々雑ネタ。

Fintechからレガシーまで、金融IT業界のニュース

三菱UFGとアカマイがブロックチェーンによる高速決済システムを開発

三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)はAkamai Technologies(アカマイ・テクノロジーズ)とともに大量の決済を高速に処理できるシステムを開発した。2019年度の実用化を目指す。

新しい決済システムはブロックチェーンによる決済情報を処理するコアシステムと、加盟店などから決済処理を受け取るエッジサーバを、それぞれアカマイが世界中に展開するサーバ上に構築する構成を取っていると考えられる。アカマイのエッジサーバは世界中に配置されており、ユーザは最も近いエッジサーバに接続されるため、より高速に通信を行うことができる。また、エッジサーバ上でブロックチェーン決済処理の前処理(形式チェックやフォーマット変換)などを代替することで負荷軽減(オフロード)も期待できる。先端の技術をうまく組み合わせた事例で今後の進展に注目したい。

エッジコンピューティングの考え方は、MicrosoftのAzure IoT EdgeやAWSのLambda Edgeなども進められており、IoTやブロックチェーンとの組み合わせにより今後利用がさらに拡大するとみられる。

IoT社会へ高速決済 三菱UFJ、19年度実用化 :日本経済新聞

三菱UFJフィナンシャル・グループは、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の普及で、小口の資金決済が飛躍的に増えるのを見据えて、高速の決済処理システムを開発した。ブロックチェーン(分散型台帳)技術を使い、処理量を従来のカード決済システムの10倍超に高めた。利用者にとってはスムーズにキャッシュレスで決済できる場所や手段が増えそうだ。


IoT対応機器は世界で15年から5年間で5倍に増え、20年には250億台に上るとされる。例えばカーシェアの車を利用したり、レンタルしている家電を稼働させたりするたびに課金されるといった仕組みが広がれば、小口のキャッシュレス決済の需要が一気に高まる。


決済事業者は桁違いの情報処理を迫られるが、大手のクレジットカードの決済基盤でも、今は毎秒約10万件の決済処理が限界といい、新システムの整備が課題だった。三菱UFJは2019年度をめどに実用化する。

すべてわかる IoT大全2018 (日経BPムック)

関連記事