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金融ITニュース。時々雑ネタ。

Fintechからレガシーまで、金融IT業界のニュース

2016年の金融ITニュース振り返り

金融ITニュース(http://www.fin-itnews.com/)では勘定系などレガシーシステムから、ブロックチェーンや機械学習などFintechまで、金融ITに関するニュースを紹介してきました。
本サイトの記事から2016年を振り返ります。

マイナス金利

2016年1月29日に黒田総裁率いる日本銀行はマイナス金利政策の採用を発表しました。
それを受けて、生命保険会社は終身保険や学資保険の販売停止、保険料引上げに踏み切ったり、銀行は普通預金の利率引き下げ、口座維持手数料の徴求を検討したりしました。

学資保険への影響

マイナス金利による運用環境の悪化、見通しの不透明さから、学資保険は販売縮小や手数料引き上げへが行われました。



終身保険への影響

終身保険も販売縮小や停止が相次ぎました。

銀行サービスへの影響

銀行は口座維持手数料の徴求を検討したり、送金手数料の有料化を進めたりといった施策を進めています。




Fintech

Fintechに関しても2016年は数多くの動きがありました。
これまでの金融サービスを大きく変革するものは、まだ出てきていませんが、2017年以降、世界を変革する可能性のある数多くのサービスが立ち上がってきています。

ブロックチェーン

ブロックチェーンについては、銀行、保険会社などの大手金融機関からベンチャーまで様々な組織が実証実験を行いました。

次世代送金ネットワーク

住信SBIネット銀行横浜銀行は、24時間365日稼働の国内・海外送金一元化システムの構築を目指して2017年3月まで実証実験を行っています。

銀行の取り組み

メガバンクや地銀はブロックチェーンの利用を目指して実証実験を進めています。






保険会社の取り組み

保険会社もブロックチェーンの実証実験を推進中です。



日銀、ECB、SWIFTの取り組み

日銀や欧州中央銀行(ECB)、国際銀行間通信協会(SWIFT)もブロックチェーンの利用を模索しています。


人工知能(AI)

銀行業務、投資商品に人工知能を活用する取り組みも始まっています。

監査への活用

監査への人工知能の利用が実務ベースで始まっています。



融資・与信への活用

融資への利用もみずほ銀行ソフトバンク連合、新生銀行が推進中です。




銀行業務への活用

銀行への照会対応にIBMワトソンなど人工知能を活用する取り組みも始まりました。

人工知能を投資に活用する取り組みも行われており、人工知能が銘柄を選別する投資商品も販売が始まりました。




API連携

銀行システムとのAPI連携も提供が始まっています。



クラウドファンディング

カード払いへの対応、Tポイント払いなど今年はクラウドファンディングがより身近になる取り組みが始まってきており、これまで国内で主流だった寄付型や購入型から貸付型への拡大が進みそうです。





システム障害

東京商品取引所横浜銀行などが利用する勘定系共同システムMEJAR、シンガポール取引所イーネットのシステム障害がありました。




海外

海外でも、シンガポールでのでのダイヤモンド取引所の開設、インドネシアの銀行が自前の通信衛星を打ち上げたり、ミャンマー証券取引所が本格稼働を開始したり、様々な興味深い取り組みが行われています。


ITナビゲーター2017年版

まとめ

2017年はFintechの取り組みがさらに広がりベンチャー企業だけでなく、メガバンクなど従来型金融機関でも実務として提供サービスが出てくると予想され、またFintechを後押しする法改正もあり、イノベーティブなサービスが国内・海外で出てきそうで、楽しみな1年です。
2017年も引き続き、金融ITニュースを紹介していきます。
よいお年を!