金融ITニュース。時々雑ネタ。

Fintechからレガシーまで、金融IT業界のニュース

インドネシアの銀行BRIが自前の衛星打ち上げ、島嶼部のATM管理に活用

インドネシアのバンク・ラクヤット・インドネシア(BRI)が通信衛星「BRIサット」を打ち上げた。島嶼国であるインドネシアでは、固定回線網でのATMなどの管理が難しく、自前の通信衛星経由での管理をてがける。投資額は約2億5000万ドル(約260億円)で、衛星はアメリカのスペースシステムズ・ロラールが製造し、フランスのアリアンスペースが打ち上げを担った。これまでも通信会社の衛星網を使っていたが年間5000億ルピア(約39億円)に経費が膨らんでおり、今後の展開も見越して自前で打ち上げたとのこと。
通信衛星回線を借りるのは高いから自分で作って打ち上げてしまえ、というところが斬新な考え方だと思う。ロケット打ち上げや衛星開発は、国内外にベンチャーも出てきて、費用が下がりつつあるので、今後は金融機関の他でも衛星を自前運用する企業が出てくるかもしれない。
インドネシア金融機関のBRI、自社衛星打ち上げ :日本経済新聞

投資額は約2億5000万ドル(約260億円)。衛星は米スペースシステムズ・ロラールが製造し、仏アリアンスペースが18日打ち上げた。45台のトランスポンダー(電波中継器)を装備した。8月から本格的な運用を始める見通しで、欧米で訓練を受けたBRIの行員50人強が管理する。

BRIはインドネシア国内に1万以上の拠点を持つ。ただ、島しょ国の同国では固定通信網を介して各拠点にあるATMなどの設備を管理するのが難しい。BRIはこれまでも通信会社が保有する衛星を使っていたが、事業拡大につれ衛星の利用額が年間5000億ルピア(約39億円)まで膨らんでいた。

インドネシアでは通信インフラの整備遅れなどを背景に、15歳以上の銀行口座の保有比率が4割弱にとどまる。BRIは投資コストを抑えながら地方での事業展開を加速し、未開拓の市場を取り込む。

通信会社以外の企業が衛星を保有した事例としては、ウェザーニュース北極海の海氷観測用に衛星を打ち上げた事例あり。

ベンチャーによるロケット・衛星開発に関しては北海道の企業、カムイスペースワークスの植松努さんの本がとても面白いです。町工場だから無理という考え方を捨てて取り組めばNASAも見に来るくらいの研究・開発ができるという話です。
NASAより宇宙に近い町工場

関連記事