金融ITニュース。時々雑ネタ。

Fintechからレガシーまで、金融IT業界のニュース

三井住友FGが新型社債TLACで年1兆円規模を調達

万一の銀行破綻時は、この社債の原資から預金者などへの払い戻しが行われる。
三井住友FGが新型社債 年1兆円規模、巨大銀行規制に対応 :日本経済新聞

三井住友フィナンシャルグループ(FG)は邦銀で初めて、金融システムへの影響が大きい巨大銀行向けの新規制に対応した社債を発行する方針だ。発行額は年間で数千億~1兆円規模とみられる。巨大銀行は破綻時に税金投入による救済を避けるため、資本や社債の積み増しを求められている。他のメガバンクや海外の銀行も同様の社債発行に動く見通しで、先手を打って有利な条件での資金調達を目指す。

 銀行の資本規制は2008年秋のリーマン・ショック後に金融危機の再来を防ぐため、大幅に強化された。その一環で19年から巨大銀行には普通社債も含めた一段の財務基盤強化を求める「TLAC」と呼ぶ規制が適用される。巨大銀行はリスク資産に占める社債や資本などの割合を19年に16%、22年には18%以上に高める必要がある。

総損失吸収能力(TLAC)とは? | 証券取引用語集

総損失吸収能力の規制は、金融機関の再生・破綻時には公的資金を投入せずに、株主だけではなく、資金を提供した債権者や預金者も負担を負うことによって破綻させようとの試みであり、債権者や預金者もに損失を負担させることで、大規模な金融機関に対する牽制機能の発揮を期待するものでもあり、金融危機の度に起きる「大きすぎて潰せない(TBTF,too big to fail)」銀行の問題への対応策のひとつとしても注目されている。